目次
はじめに
本記事は「外反母趾シリーズ(全30回)」の第1回です。
「ハイヒールを履くと外反母趾になる」
テレビや雑誌でよく耳にする定説です。
確かに、先の尖った靴やヒールは足に負担をかけ、外反母趾を悪化させる一因になります。
しかし実際には、外反母趾の“形”と“痛み”は別物です。
この記事では、整体師の視点から 外反母趾の痛みの本当の原因 をわかりやすく解説します。
この記事でわかること
- 外反母趾の痛みの本当の原因
- ハイヒールや靴が与える影響と限界
- マッサージでは取れない“奥の癒着”とは
- 六層連動操法による痛み改善の可能性
外反母趾の痛みの本当の原因とは?
外反母趾の痛みは、骨の曲がりそのものではなく、筋肉の緊張と血行不良によって起こります。
- 足の指に癒着ができる → 筋肉が強く緊張する
- 筋肉が硬くなる → 血流が悪化し炎症・圧迫が生じる
- 腹膜の癒着による緊張 → 全身へ波及し、足指の筋肉も強い緊張状態になる
つまり外反母趾の痛みは、
「指先の癒着」+「腹膜の癒着」
この二つが大きく関わっているのです。
ハイヒールは外反母趾の原因?
確かに、ハイヒールは前方に体重をかけ、親指の付け根に負担を集中させます。
先の細い靴も指を圧迫し、変形を助長するリスクがあります。
ただし、「靴を変えれば痛みが消える」わけではありません。
外反母趾の痛みの根本は靴よりも「筋肉の状態」や「腹膜の癒着」にあるからです。
マッサージで届かない“奥の癒着”が原因
「癒着を取れば痛みが改善する」のですが、マッサージなどで癒着をはがすことは難しいです。
- 表面的な癒着はマッサージで部分的にとれることはある
- しかし、深層の癒着はマッサージではほとんど取れない
- そのため、時間が経つと再び筋肉が硬くなり、痛みがぶり返す
外反母趾の痛みを本質的に改善するには、深層部の癒着まで解放する必要があるのです。
六層連動操法でできること
ふわふわ整体で取り入れている 六層連動操法 は、身体を包む六層の膜を連動的に整える整体法です。
この施術の大きな特徴は、深層部の癒着にまでアプローチできる点です。
腹膜の緊張をゆるめ、足指の筋肉を内側から柔らかくすることで――
- 血流が改善される
- 痛みが軽減する
- 指の形が変わらなくても快適に歩けるようになる
といった変化が期待できます。
まとめ
- 外反母趾の痛みは「骨の形」ではなく「筋肉の硬さと血行不良」が原因
- 足の指の癒着と、腹膜の緊張が大きく関わっている
- マッサージでは表面的な癒着しか取れず、深層の癒着は残ってしまう
- 六層連動操法なら深層の癒着まで解放でき、痛みのぶり返しを防げる
- 指が曲がったままでも痛みは改善可能
- 形にこだわりすぎず、痛みの改善に目を向けることが大切
👉 次回は
「幅広の靴なら安心?雑誌でよく見る対策の真実」 を検証します。
コメント